新車販売店や中古車販売店で、レッカー車などの新車や中古車を見ることはありません。これは需要と供給バランスが成り立たないからです。レッカー車などの特殊車両は、すべてが注文委託発注になるからです。こういった特殊車両は一般車両の市場では売れないため、発注することでその購入費用も高いものになります。
レッカー車は、その積載容量やクレーンなどの機能により、値段の幅も異なりますが、高価な取引価格になります。車両関連事業者などが使用しますが、耐用年数を経過してもできるだけ使用するのは、その値段が高価だからです。
仮に、中古市場に耐用年数を経過したレッカー車を売りに出した場合でも、メンテナンスさえすれば十二分に使用できる特殊車両であれば高価で買い取りをしてくれます。
これは、中規模の事業者など新車で買い取る資金負担が手当できず、高価であっても中古車のほうが購入費用が抑えることができるからです。
また、中古車で更に中古市場に買い取り依頼を出しても、希少特殊車両については、買い手がつきやすいのもあり、高価に買い取りをしてくれるのです。
日本で売れなくなった中古車両であっても、アジア方面の国々では、まだまだ売れる余地があるのです。
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